ねこはてなのアニメ紹介BLOG!

年間平均50作品以上視聴中。今年度25↑ アニメを紹介するブログ!気が向いた土曜日の22:00に更新

おすすめアニメ 6.「残響のテロル」

「ねえ、壊しちゃうの?この世界をみんな、壊しちゃうの?」
ーー4話より
 
本日紹介するのは残響のテロルです。
 

f:id:anime_ikigai:20200504222242j:plain

 
〇制作年
2014年夏(全11話)
 
〇監督

〇原作
なし。完全オリジナルストーリー(OVA

〇制作会社

〇ジャンル
クライム・サスペンス/アクション
 
〇概要、あらすじ

青森の核燃料再処理施設で、二人の人物によってある物体が強奪される。強奪犯の一人は、施設の床にスプレーで「VON」という謎のメッセージを書き残し、もう一人とともに施設を脱出する。後に捜査関係者に対して強奪された物体は「プルトニウム」と伝達される。

それから半年後。夏休み前の暑い日、九重新久見冬二がとある高校に転入してくる。周りの注目に目もくれず、二人はある計画を進めようとしていた。そして、二人は転入先で他の女子生徒からいじめられていた三島リサを気にかける。リサは二人が幼少期に脱出した施設に残してきた幼馴染に似ていた。

数日後、元警視庁捜査一課刑事で、現在は文書課で無為な日々を送っている柴崎健次郎は前日に見たスピンクス1号・2号と名乗る二人の若者が犯行声明を出していた動画が気に掛かっていた。動画の予告通り、東京で大規模停電が発生し、新と冬二が仕掛けた爆弾テロにより、都庁で大爆発が起こる。冬二がリサに目撃されたことから、新はリサに「ここで死ぬか、共犯者となるか」を選択させ、リサは共犯者となることを選ぶ。

残響のテロル - Wikipedia

より

 

youtu.be

 

 

 
〇私的ジャンル分け
【勝手に分けた12ジャンル】
1.普通におすすめ
2.展開がすごい/次回が気になる
3.元気が出る/頑張ろうってなる
4.考えさせられる/頭使う/頭脳戦
5.気軽に見れる/笑える
6.友情/家族愛
7.優しい気持ちになる/癒される
8.アツい/迫力がある/戦闘シーンムネアツ
9.ラブコメ
10.鬱要素あり
11.推しができる/登場人物好きになる
12.私の好きなアニメベスト30
 
→1.2.4.10.11.12
 
〇OP/ED
OP「Trigger」-Yuuki Ozaki (from Galileo Galilei)
ED「誰か、海を。」-Aimer
 

〇ここがスゴイ!ここがミドコロ!
・とにかく次回が気になる、一気見必至
私がアニメをよく見るようになったのが2.3年前からなのですが、
その初期に見た作品。その中で、こんなアニメがあるんだ、
と驚いた作品。そして「ノイタミナ枠」を知った作品。
 
ノイタミナ枠」とはフジテレビの深夜枠。
従来のアニメの常識を覆したいという思いから
「ANIMATION」を逆さに読み、「NOITAMINA」と名付け、
普段アニメを見ない大人にも楽しめる作品作りを追及しています
 
 
ある夏の日ーー、東京を襲った大規模な爆弾テロ。
平穏なこの国を眠りから覚ました事件の犯人はたったふたりの少年だったーー。
 
九重新(以下、ナイン)と久見冬二(以下、ツエルブ)は
ネットで犯行予告をした後、爆弾テロで何度も犯行を重ねていきます。
警察に突き付きつけられるなぞなぞ。それにおどらされながらも、
いち早く予感を嗅ぎつける柴崎。
そして2人の正体にたどり着いていく。
 
犯行後に書き残される「VON」という文字、これはどういう意味なのか。
2人は何者?
2人の犯行の目的はいったい何なのか。
ナインがいつも見る孤児院のような夢は何なのか
一体どのようなエンドを向かえるのか、、、
 
なになに、どういうこと!!!
ここで終わるん!次、次!
もう、終始疑問祭で、そのまま飽きる間もなく
気が付けば一気見してるっていう作品。
 
 
・ヒロイン、三島リサの声がかわいい

f:id:anime_ikigai:20200505201807j:plain

上から
ナインcv.石川界人
三島リサcv.種﨑敦美
ツエルブcv.斉藤壮馬
 
 
 
残響のテロルの評価を見てみると
ヒロインの存在に賛否両論あるようですが、、
 
仲間ではなく共犯者だといって遠ざけたがるナインと
居場所がない リサを心配し、気に掛けるツエルブ、
両方優しさだと思いつつ。
 
ここもひとつミドコロだし、彼女の存在がないとこの作品は
成立していないとも思います、、
 
あと三島リサ、声がかわいい、、、
声や色を共感覚としてとらえるツエルブ曰く、
リサの声は「薄い黄色」をしており、その色をした音はめったにないという。
 
 
・チーフプロデューサー 山本幸治さん、色彩設計 辻田邦夫さん、音楽は菅野よう子さん
 チーフプロデューサーの山本幸治さんは、フジテレビに勤務し、
先ほど説明した、ノイタミナ枠の設立に当初から関わっています。
その後コンテンツ企画会社のツインエンジンを設立。
そのためツインエンジン製作のアニメは
ノイタミナ枠作品のようなの傾向が強く表れているように感じます。
 
以下作品が、ツインエンジン製作の作品です

 

 
バビロンは放送中止ギリギリになるような衝撃的なシーンで最近話題にもなりましたね。
何かを訴えるような、伝えたいことの強い作品が多いように感じます。
 
 
色彩設計は辻田邦夫さん。
色彩設計というのは、彩色の全てを決定する、この作品の
色の決定権を持つ色の一番偉い人、と言ったらわかりやすいでしょうか。
 
辻田さんは今期の作品では啄木鳥探偵處を担当しています。
昔から多くの作品に携わっているみたいですが、
私が知る作品を担当しているものは
流行の色彩にとらわれない、独特な色彩感覚をお持ちだなあという印象です。
 
今作は終始小さなカメラブレがあるのですが、
色彩は全体的に色味が薄く、明度も低いです。
 
彼等が成そうとしている不穏さ、不気味さ、繊細さ、儚さ。彼等の生き様を過去にあったストーリーとして描かれているような、そんな効果を、感じます。
 
 
 

f:id:anime_ikigai:20200504223929j:plain

(左上から「四畳半神話体系」「さらざんまい」「啄木鳥探偵處」)
 

 

音楽の担当は菅野よう子さん

渡辺監督はアイスランドの音楽(英語版)から本作を発想し、劇中でも「寒い国の(北の国の)音楽」という言葉やアイスランド語のキーワードを登場させている。それに従い菅野、共同音楽プロデューサー冨永恵介らが制作したサウンドトラックも、アイスランドのスタッフとミュージシャンを交え、シガー・ロス所有のレイキャヴィークのスタジオで録音を行っている

 

残響のテロル - Wikipedia より

 

 音楽にもかなり力を入れていたようですね。
劇中のBGMもかなりオシャレです。
 
 
 
 〇keyword
・この世界に、引き金を引け
・スピンクス
オイディプスの伝説
アテネ計画
・最終話で明かさられる「VON」の意味
 
 
 
〇まとめ
ノイタミナ枠」らしい作品。
その目的のもとに、大人こそが楽しめる作品。
私が初めて出会った、「オシャレアニメ」でした。
 
このブログのために見返しましたが
見終わった後は心がザワザワしてます、、
2回目にしてこの心のざわめき...
見終わって、決していい気持ちになるような
作品ではないけれど、こういった作品ほど
世に出てほしいなぁと思います。
 
11話と、見やすさもあります。
ぜひ観てみてください。
 
 
次回は5月9日22:00更新予定です。