ねこはてなのアニメ紹介BLOG!

年間平均50作品以上視聴中。今年度25↑ アニメを紹介するブログ!気が向いた土曜日の22:00に更新

おすすめアニメ 4.「十二大戦」

「意思がなくては正しさはない。正しい行動には、正しい意思が不可欠なんだ。正しいことは、しようと思わなければできん」
ーー10話より
 
本日紹介するのは十二大戦です。
 

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〇制作年
2017年秋

〇監督
 
〇原作
小説 : 西尾維新
イラストレーション : 中村光

〇制作会社

〇ジャンル
ファンタジー/バトルロイヤル
 
〇OP/ED
OP「ラプチャー」-パノラマパノマタウン-

〇概要、あらすじ
どこかの世界。十二年に一度、十二支の戦士が集い争う「大戦」があった。その名は、『十二大戦』。今回は十二回目。頂点に立った一人は「どうしても叶えたいたったひとつの願い」を成就する事が出来る。十二人の戦士はそれぞれの想いを胸に、戦場に赴く。殺し殺される戦士達の物語。
 

十二大戦 - Wikipedia

 

 

 

youtu.be

 

 

 

 

 
 
〇私的ジャンル分け
【勝手に分けた12ジャンル】
1.普通におすすめ
2.展開がすごい/次回が気になる
3.元気が出る/頑張ろうってなる
4.考えさせられる/頭使う/頭脳戦
5.気軽に見れる/笑える
6.友情/家族愛
7.優しい気持ちになる/癒される
8.アツい/迫力がある/戦闘シーンムネアツ
9.ラブコメ
10.鬱要素あり
11.推しができる/登場人物好きになる
12.好きなアニメベスト30?殿堂入りした
 
 
→1.2.4.8.11.12
こちらがあてはまりました。

〇ここがスゴイ!ここがミドコロ!
・何度も予想を裏切られる
このアニメ、まず1話見ただけで好きな方はドはまりすると思います。
 
あくまでも紹介ブログですので、ネタバレしないようにと気を付けていますが、、
ほんの少しだけ、、、
少しでも気になったらまず1話だけでも視聴していただければ。
それを見たところ圧倒的、亥の戦士が主人公と思うと思うんです。
その亥が?1話で・・・?といったところでやめておきます。笑
1話から意外な展開。それが毎話続く、と思ってもらっても構いません。
 
あらすじでも書きましたが、干支の名を宿した十二支の戦士たちが12年に一度開催される十二大戦のその12回目の大戦を描かれたストーリーです。
軽くルールを説明します。
12戦士はたちはまずどす黒い宝石を飲ませられます。
これは毒の塊。
12時間で人間を死に陥れる毒です。
 
それからその12個の宝石をすべて集めた戦士が優勝。
12個すべて集めた戦士は、
 
どんな願いでも、たった一つだけ叶えることができます。
 
毒を盛られているのでは、12時間後に優勝者も死ぬのでは?
→優勝者には副賞として解毒剤をもらえる(優勝しなければ必ず死ぬ)
爆破等で宝石が粉々になれば?
→宝石はどんな爆発的な破壊力をもってしてでも、人間の胃酸以外で破壊されることはない
戦士たちの腹にある宝石をどう集めろと?
→方法は各自の判断ですが、参考までに、相手の腹をかっさばくのが手っ取り早いかと
 
こういった質疑応答ののち、大戦は開始されます。
 
 
・12戦士の大半が個性的で独特で、狂っている
 

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12戦士がそれぞれの肩書の下、何かしら優位な能力や攻撃手段をもっています。
武士が名を名乗ってから、切りあうように、
それぞれが交戦に入る前に肩書と干支を名乗ります。かっこいい演出です。
 
 
 

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素材は公式ホームページより
 
ちなみに私の推しは「異常に殺す」の肩書を持つうさぎです。
まずルックスからして一番狂気的なキャラクターですよね間違いない。
 
岡本信彦氏ボイスのためのキャラクターといっても過言ではない・・・
岡本さんにとってもかなりおいしい役だったのではないかと思います。
彼のよさが抜群に発揮されています。
  
人間はどうやらギャップに弱いとききますが、
こういった、狂った要素満載の彼ですが
EDにて"ちゃんと"服を着てうさぎと戯れている(?)様子は
なんだか心がキュッとなりました。
 
・アニメーション技術が高い
グラフィニカは3Dアニメーションを制作している
アニメーション会社ですが、
この作品では2Dを主体とし、戦闘シーンにてうまく3Dを
使用していると思います。
 
作画崩壊、なんという言葉とは180度かけ離れた作品。
 
戦闘中にスローモーションになる表現でより攻撃の速さのギャップ
がでており、SF/バトルが一番の好みのジャンルである私にとっては
たまりませんでした。
 
OP曲が最高にかっこいいのですが、干支それぞれを3Dでぐるりとキャラ全体をうつすカメラワーク、映像も最高にカッコいいです。
↓↓
 
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・BGMがいい
音楽を担当しているのは椎名豪さん。
獣、怪物、怪しげ、恐怖、盛大
このようなイメージ。
 
私は、アニメの醍醐味の一つは「音」だと思っています。
アニメは、オリジナル作品のOVAと漫画や小説など原作があるものと、2通りありますが、後者の、原作があるものをアニメ化しているものがほとんですね。
 
アニメの音には3つあります。
 
1.声優が吹き込むキャラクターの声
2.効果音(SE)→例えばコツコツとなる靴の音など
3.BGM
 
これらは、原作では味わえなかった。
アニメだからこそ楽しめる。
聴覚からも楽しめる耳からの情報、「音」
 
BGMは特に、愉快なシーンに不穏なBGMを挿入することによって
不安感、これから何か起こるのだろうかという気持ちにさせられる。
逆に怖いシーンに明るいBGMを挿入することによって怖さが何倍も
半減する。こういったすごい力を持っていると思います。
 
 
ちなみに、椎名豪さんといえば鬼滅の刃でもBGMを担当しています。
もちろん十二大戦のほうが先に制作しているものですので
鬼滅の刃の名前を出すのは不覚かもしれませんが
鬼滅の刃はもはや今一番人気のアニメといっても過言ではないでしょうから
気になってもらうきっかけとして。
 
 
完全に余談ではありますが
音楽は林ゆうきさんと菅野佑悟さんファンです。
林ゆうきさんはハイキュー!!、ヒロアカ、風が強く吹いている
菅野佑悟さんはPSYCHO-PASS富豪刑事、ドラマなどのBGMを担当
SEは小山恭正さんの大ファンです。
小山さんはPSYCHO-PASSワンパンマン2、とある科学の一方通行、炎々ノ消防隊等のSEを担当
とにかくアクションシーンがこのひとの腕で何倍も勢いが増す。
おそらくこれから何度も登場するかと思います、、、
 
 
 
・先にキャラクターづくりをしたのちにストーリーが作られている
十二大戦の原作者は西尾維新さんです。
西尾維新さん、といえば、アニメ好きであれば物語シリーズを連想する方が多いのではないでしょうか。アニメをあまり見ない、という人でもカラオケで誰かが歌っているのを聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
 
supercellの「君の知らない物語」がEDとなっている作品ですね。
 
物語シリーズは、アニメーション制作会社のシャフトも相まり、独特な世界観の作品ですよね。
物語シリーズででてきた怪異、動物。十二大戦での十二支、動物。
動物という共通点。
そしてどこかしらに教訓みたいなものが含まれている。
これは10話で感じていただけるのではないかともいます。
しかしストーリーの内容や展開は全く毛色の異なったものです。 
 
 
Wikipediaを参考にしますが、

集英社の漫画雑誌合同で行われた企画『大斬-オオギリ-』の一編「どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い」(『週刊ヤングジャンプ』2015年6・7合併号掲載、単行本に収録)のキャラクターデザインを西尾維新が気に入り、 jBOOKで当時行われていた、キャラクターデザイン先行で小説を作るという企画を参考に、中村光による十二戦士のデザインを元にする形で執筆された。

2017年12月12日に続編『十二大戦十二大戦』が刊行された。これは前巻のアニメ化が決まったことで執筆が決まった。新たに登場する十二星座の戦犯はあらかじめ西尾が指定した3行程の簡易な設定を元に中村がデザインを行い、そのデザインを元に設定が掘り下げられている。

みたいです。
 
 
要は、小説が元の原作なのではなく、
西尾維新中村光のキャラクターデザインを気に入り、
キャラクターデザインを先行に、小説を書いた
ということですね。
 
とても面白い企画ですね。
個人的にはキャラクターも好きですしストーリー展開にはむしろ
敬意を払っているレベルで大好きなので、
両者すごいお方たちだなあ、と、上から目線になってしまいますが
純粋にそう思います。
 
 
 
〇名言
上でも書きましたが10話は一風変わった回だなと思います。
 
「正しいことというのは、しようと思わなければできないことということ。」
 

「人は、なんとなく間違う。流れに沿って悪へと堕ちる。理由もなく、思想もなく、思い切りもなく、気づいた時には、当たり前のように道を誤る。しかし、それに相反して、気づかないうちに正しいことをしていた、とか、いつの間にか善行を働いていた、とか、うっかりいいことをしていた、とか、そんなことはない。絶対にない。意思がなくては正しさはない。正しい行動には、正しい意思が不可欠なんだ。正しいことは、しようと思わなければできん。」

 

・・・

と続くのですが、教訓のような名言のような言葉が飛び交います。

この回の主人公の干支は大半は喋っています。(心の中の声)

勉強になる回でした

 

 

〇おすすめの層
グロイのが大丈夫な方全般
(衝撃的なシーンも含むで中学生以上)
アニメに詳しくない方でも展開が気になって一気見しちゃう作品かと
 
 
〇まとめ
この作品は最後まで楽しいです。
最後まで、予想を裏切られます。
 
いや、正直途中から、殺される順番は予想がつくのですが。
キーとなる干支、その能力はなんなのか、それを知ったときに鳥肌が立ちました。
そしてどこかで会ったことがある、既視感がある、と口をそろえて言われる干支、
その原因は何なのか?
そして優勝した干支は何を願うのか。
 
1クール12話で見やすさもあります。
一気見必死の作品。
ぜひご覧になってください。
 

 

 
 
次回は5月2日22:00 更新予定です。